フォックスファイヤーはアウトドアブランドではありますが、個人的には釣り用ウェアブランドという感じがします。
並みいる登山メーカーの中ではあまり知名度は高くない気はします。
しかしながら、使い勝手がよいウェアがあります。
それがフォックスファイヤーが推しているスコーロンの極薄フーディ群。
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特徴・使用感・サイズ感
私が使用しているのはすでに廃盤になっているSCモクテンフーディというウェアになります。

このウェアの特徴としてスコーロンという防虫繊維をつかっているところ。
虫が寄らないというわけではなく、寄ってきた虫がウェアに触れると嫌がって逃げていくという繊維になっているそうです。

虫に刺されにくくなるそうですが、正直なところ実感はありません。
虫も蚊とダニの2種類のみにしか効果はないので、限定的です。
アブやハチに効いてくれるとありがたいですが・・・。
登山自体が休憩以外は動いているので基本的に虫はよりつきにくい。
釣りのようなその場で動かずにいるような場面では効果は高いかもしれません。
正直なところ防虫効果はおまけ程度です。
このウェアのいいところは極薄フーディなのにフルジップというところ。
極薄フーディはファスナーのないタイプは数社で存在していますが、フルジップとなるとこのウェアのみしかみたことがありません。


ファスナーのないタイプだとベースレイヤーとして使うようなイメージです。
ファスナーがないタイプだとどうしてもフードがある分、首回りが熱を持ちやすく、暑くなりがちで使いにくさを感じることがあります。
このウェアはファスナーがついているのでどちらかというとベースレイヤーの上に羽織るミドルレイヤーという位置づけ。
ベースレイヤーは半袖でその上に着るのがベストです。
ファスナーがついているので換気の調整がしやすい。
暑ければ、ファスナーを開けて換気、寒いと感じたらファスナーを閉めてほんの少し保温。
極薄なので高い保温効果はありません。
その上にフリースなどの保温着を着ることで防寒としては成り立ちます。
フードも極薄なのでフリースなどを羽織ってもフードで背中がごわつくことはありません。
着心地はさらりとした感じで、汗をかいてもべたつくこともなく快適。
パタゴニアのキャプリーン・クール・デイリーフーディに近い着心地です。
極薄なので速乾性は高く、真夏の登山でも着用できます。
ただ、極薄生地なので岩への擦り、枝への引っ掛けで破れる心配は大なのでご注意を。

登山でも使いやすいですが、普段着としても使いやすいです。
私は日差しには弱いほうで長時間浴びると赤く痛くなってしまいます。
といっても暑がりでもあるので長袖ずっとはなかなかしんどいです。
極薄ならば、長袖でもどうにか我慢できます。
もし暑くなっても生地は伸びるので腕まくりもできます。
とはいっても日差しを肌で浴びたほうが暑さを感じるので基本はそのまま長袖のほうがいいです。
フルジップなので羽織りやすく、春~秋まで普段着としても登山でも着ることができる息の長いウェアです。
デザインもいかにもなアウトドア感は少ないので着やすいはず。
価格についてですが、少し高めです。
一番高いウェアを選ぶと定価で2万越えなのでなかなかです。
まあ、アウトドアウェアは基本が高いのでしょうがないと言えばしょうがないのかもしれません。
フォックスファイヤー スコーロンの極薄フーディのいいところ・わるいところ早見表
サイズ感
サイズ感としましては筆者の身長が168cm、体重57kgでSサイズを着用しています。
私が着用しているモクテンフーディは廃盤になっていますが、サイズ感はおそらくほぼ一緒。
モクテンフーディはサムホール付きなので袖丈が長いですが、サムホールを通せばちょうどよいサイズです。

サムホール付きはアルティメットフーディしかなくなってしまったところは少し残念。
現状、フォックスファイヤーででていて登山に向いていそうな極薄フーディは3種類。
一番オーソドックスのSCフーディ。
SCフーディの生地より柔らかく、通気性がいいらしいSCドットオンフーディ。
高機能のSCアルティメットフーディ。
3種類の中では一番オーソドックスなSCフーディがおすすめできます。
価格も一番お安いですし、重量も一番軽い。
元々が極薄で通気性はいいので極薄フーディの良さを十分に味わえます。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
フォックスファイヤーの極薄フーディはなかなかの名品です。
フルジップ極薄フーディは使いやすくとても便利。
日焼け対策としての普段着でも使えます。
薄手のミドルレイヤーを探している方は候補の1つにいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。