PR
スポンサーリンク
スポンサーリンク

冬山低山のすすめ

スポンサーリンク

私は年中登山をしています。

その中でも寒い時期の登山が好きです。

特に冬山は他の季節にはない特徴として挙げられるのはまず雪がある可能性があります。

高山の雪山ではさすがにハードルが高いですが、低山であればハードルが低くなります。

そして低山でも冬ならではのいい景色をみることができます。

今回は冬山低山の魅力と行くときのポイントをお伝えします。

冬山に行ってみたい方、冬山初心者の参考になれば幸いです。

冬山低山の魅力

冬山低山の定義(筆者定義)

まずは私が考える冬山低山ですが、

冬山低山(筆者定義)

・2000m程度の山

・森林限界は超えない

・ピッケル、12本爪アイゼン(高山用)を使わない

こんな感じです。

アルプスや八ヶ岳、北海道、東北、東北などの条件がきびしそうなところは行きません。

実際に私が住んでいる冬でも温暖な静岡県を基準にしています。

暑くない

まずはこれに限ります。

兎にも角にも暑くない。

低山の夏場はまず暑くていけません。

高山であっても夏場は暑くて蒸し暑い空気が流れます。

暑い時はどうしても体力の消耗も激しくペースが落ちます。

私が暑いのが苦手ということもあるかと思いますけどね。

まあ、冬山でも行動すると正直、暑くて汗をかきます。

しかし、空気が冷たいので少し立ち止まったり、風が吹くと心地よい空気になります。

この時期の登山は体調良く歩けますし、ペースも落ちずにいい感じに歩けます。

虫がいない

冬場は虫が少なくなります。

煩わしい蚊や顔に引っ掛かる蜘蛛の巣、危険な蜂などは姿を消します。

特に顔の周りを飛ぶようなめまといなどの小さい虫がいなくなるのはうざったくないので快適。

虫が嫌いな人にも虫が姿を消す冬山はおすすめ。

雪を楽しめる

雪を楽しめるのは冬。

低山でも雪は十分に楽しめます。

私が住む静岡県は太平洋側で温暖で基本雪は降りません。

それでも安倍奥などの山に行けば、雪は楽しむことができます。

特に静岡県民は雪ではしゃぐ傾向が強い。

雪を楽しみたいのは静岡県民の性でもある気がします。

雪を踏みしめる感触や新雪を歩くのはやはり楽しいです。

景色がいい

冬は気温が低いので水蒸気が上がりにくく、視界がクリアで遠景を楽しめます。

また、他の山々に雪が積もって他の季節にはない白と空の青のコントラストを楽しめます。

雪が積もったアルプスを見ることができるのは低山でもみることができます。

比較的安全に景色をみることができるのは低山の魅力の1つです。

高山ほどの装備は必要なし(出費少なめ)

冬山低山は高山に比べると買い足す出費は少なめ。

高山で必要なピッケル、12本爪アイゼン、ハードシェル、雪山用登山靴、アルパインザックは高額です。

さらにバラクラバ、ゴーグル、雪山用グローブなどの小物も買い足し。

すべてそろえると高額な出費となります。

低山であれば、そこまでウェアやギアを買い足すことはしなくてもだいじょうぶです。

ピッケルや12本爪アイゼン、ゴーグルやバラクラバは低山であれば必要なし、

ザックも使っているザック、登山靴も使っているもの、ハードシェルもレインウェアで十分です。

まあ、どうしても買い足すものはどうしてもありますが、出費はかなり抑えられます。

雪がないところならさらにハードルは低いので出費がさらに減ります。

まずは低山で冬を楽しんでもっと上を目指したい人はウェアやギアを買い足して高山へレベルアップするほうが無駄なく楽しめます。

人が少なめ

冬山はやはり寒いのでぐっと登る人数が減ります。

なので静かに山を楽しみたい人にはちょうどよいかもしれません。

駐車場が満車になる可能性も減るので駐車場にも割と安心して停められます。

冬山低山するポイント

寒さ対策

低山であっても寒いことには違いありません。

冬なのでそこはしょうがないですね。

なので保温着は必須。

とはいっても行動中は暑くなり、汗をかくことも。

汗かくと冷えがすごいので冬山のウェアはなかなか難しいです。

おすすめなのはベースレイヤーはメリノウールでアウターは薄手化繊ジャケットかソフトシェルジャケット。

ウールは汗をかいても汗冷えになりにくいのがメリット。

ふんわりとした着心地でほんのり暖かいのもちょうどいいです。

アウターは行動中にどうしても暑くなりがちなのでソフトシェルジャケットや薄手化繊ジャケットなどのほうが汗かきにくく、オーバーヒートしにくいです。

また、それとは別に休憩時の保温着も持っていくことをおすすめします。

休憩時は行動しないのでどうしても冷えますし、風などで余計に体温を奪われます。

停滞時に使うものなので基本はザックの中。

なので化繊かダウンでコンパクトになるものがおすすめです。

チェーンスパイク、軽アイゼンは必須

冬なんで山では雪が積もっている可能性があります。

雪がなくても路面が凍っていることも。

平地ならまだいいですが、斜面で滑ると悲惨なことになります。

滑ってケガをしたり、滑るのが怖くて立ち往生したら遭難です。

なので低山とはいえ、チェーンスパイクか軽アイゼンを携帯しておきましょう。

持っていくのはチェーンスパイクか軽アイゼンどちらかで問題ありません。

私はチェーンスパイクを携行しています。

どちらがいいかと言われると正直難しいところです。

自分が考えるチェーンスパイクと軽アイゼンの比較ですが、

チェーンスパイクと軽アイゼンの簡易比較

雪への食いつき…チェーンスパイク≦軽アイゼン

歩きやすさ…チェーンスパイク>軽アイゼン

装着のしやすさ…チェーンスパイク=軽アイゼン

耐久性…チェーンスパイク<軽アイゼン

ざっくりとこんな感じです。

私は歩きやすさを重視してチェーンスパイクに切り替えました。

今のところは滑ることもなく、問題なく使っています。

急な斜面を登るのに不安な方、耐久性を重視する方は軽アイゼンのほうがいいかもしれません。

エバニュー(EVERNEW)
¥6,260 (2025/01/28 03:44時点 | Amazon調べ)

小物もプラス

小物も充実しておくと快適になります。

冬用グローブにネックウォーマーにビーニー。

これらは冬にはかかせません。

ネックウォーマーとビーニーは暑さも考えて薄手の物を使っています。

ネックウォーマーのおすすめはBUFF。

薄手なので呼吸もしやすく、長さもあるので首から耳にかけても余裕があります。

指先は冷えるとかじかんで登山に影響を受けやすいので重要アイテムです。

おすすめはウールグローブにオーバーグローブする組み合わせ。

ウールグローブは蒸れと冷えに強いのでおすすめです。

ラックナー(Lackner)
¥4,488 (2025/01/25 08:03時点 | Amazon調べ)

ウールグローブのみだと濡れて湿ってきたり、滑りやすいのでオーバーグローブで濡れとグリップを上げたほうがいいかと。

オーバーグローブはペラペラの1枚地のもので問題ありません。

私は雪山高山にはいかないのでライトな仕様のモンベルのサンダーパスグローブを使用しています。

靴下はメリノの中厚手の靴下であれば、問題ありません。

FITSの靴下は履き心地がいいのでおすすめ

中厚手は割と年中使用している方も多いと思いますので買い足さなくてもいいかもしれません。

さすがに薄手だと冷えるのでその場合は中厚手以上のものを買い足してください。

後はサングラスとストックのバスケット。

雪の照り返しは想像よりもすごく日が差すとかなり眩しいです。

低山とはいえ、長い時間いると雪目になる可能性もあります。

なのでサングラスは夏よりも重要な必須アイテムと考えています。

サングラスは動いてもずれにくいタイプをおすすめです。

ストックにつけるスノーバスケットもあると歩きやすくなります。

ストックを雪に刺すと深いところではかなり埋まります。

そのため、余分な力を使うことに。

スノーバスケットは雪の設置面が増えて浮力が増し、ズボズボ埋まらなくなり、力の温存につながります。

とはいえ、ある程度深くないと効果は薄いです。

膝丈ぐらいの深さになって効果がでてくるような感じ。

なくてもいいけど、あって困るものでもないので冬の時期は雪のあるなしにかかわらず私は装着しています。

最後に休憩時にですが、ザブトンがあったほうが快適です。

雪に座ると冷たいし、長時間座ると熱で雪が溶けておしりが濡れる可能性大。

ザックをザブトン代わりに使うこともできますが、中が潰れてしまいます。

あったほうが雪の時は便利なので持って行って損はないアイテムです。

暖かい飲み物を持っていく

やはり、体を中から温める飲み物は必須です。

冷たい飲み物だと体内が急激に冷えてきます。

あまりに飲み過ぎると震えてきて下手すると低体温症にもなりかねません。

なので水筒に暖かい飲み物を入れておくことをおすすめします。

私は日常的に水筒を使っているのでその水筒をそのまま使用しています。

容量は350ml程度。

冬なのでそこまで水分が必要ではないのでこの程度で十分です。

持っていく水筒のポイントですが、

冬登山での水筒のポイント

長時間保温できること

容量は500ml程度で(大きいと重いし、かさばるし、持ちにくい)

表面はつるつるしていないほうがおすすめ(滑って落とさないようにするため)

上記3つを満たしているのが使い勝手がいいです。

水筒の中身は暖かい麦茶や紅茶を最近は好んで入れています。

コーヒーも好きなのですが、どうしてもトイレが近くなりがちな私。

麦茶は利尿作用がなく、登山でも安心して飲めます。

暖かい麦茶なかなかおいしいですよ。

写真を撮るならスマホよりカメラをおすすめ

写真はスマホではなく、カメラで撮ることをおすすめします。

気温が低い冬ではバッテリーの消耗が激しいです。

特に氷点下になる山ではいきなりバッテリー残量が0になることも。

スマホは連絡を取ったり、位置をみたりするために使う何かあった時の場合の命綱。

そのため、私はスマホはザック内に入れてカメラで写真を撮るようにしています。

モバイルバッテリーもちゃんと完備。

登山においてもスマホは重要アイテムとなっているこの時代、バッテリー切れには注意しましょう。

登山道の状況は事前確認

こちらは毎回確認しておくことですが、冬では路面状況がよりきびしくなることが多いです。

雪や凍結で滑りやすくなったり、道が不明確だったりすることもあるので登山サイトで調べられることは調べておきましょう。

登山口までの交通情報の確認

こちらも上記と同じく毎回確認することですが、登山口までのアクセスも確認しておきましょう。

冬になると雪や道の凍結で通行止めになったり、公共機関が途中までしかいけないことがあったりします。

特に車で行く際には雪や凍結で立ち往生したら目も当てられません。

事前に確認をして、途中で駐車して歩きでアクセスするか、チェーンの用意など対策をしておきましょう。

まとめ

いかかでしたでしょうか。

冬山、特に雪があると登るのに躊躇する方もいるかと思います。

もちろん、他季節よりもリスクが高いのは承知しておいたほうがいいのは事実です。

しかしながら、冬山は他の季節にはない魅力がいっぱいです。

雪を楽しみ、景色を楽しみ、寒さを楽しむ。

高山ではさすがにレベルが高いですが、低山であれば、難易度は下がります。

道具の出費も比較的抑えられるのでいきなり高山ではなく、低山で雪を楽しみ様子をみてから高山にチャレンジするのも有りかと。

冬山低山で登山を楽しむのはいかかでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました