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スクーターで登山口~川根トレイルで七ツ峰・天狗石山・智者山

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今までに静岡の山々はけっこう登ってきました。

南アルプス、安倍奥、富士山周辺、伊豆、水窪周辺。

しかしながら、川根の山はほとんど手付かず。

自宅からそこまで遠くはないんですけどね。

そこである目的もできたので川根の山々に登ってきました。

川根トレイルはなかなかのハードトレイルです。

登山道は季節、年月で状況が変化します。

あくまで参考程度にしてください。

冬の時期は道路が凍結することもあるので道路状況の確認はお願いします。

山の情報

山の説明

今回登った七ツ峰、天狗石山、智者山は川根にある山々です。

この山々は川根トレイルに含まれている山。

詳しく川根トレイルを知りたい方はこちらからどうぞ。

もしくは川根トレイルで検索してみてください。

登った時期

登った時期は11月末。

2024年は暖冬ということもあり、登山道には凍結や雪はありません。

北からの風が強く、雪雲もあったのでたまに風花が舞うこともありましたが、積もる心配はなし。

登山ルート

登りを七ツ峰方面にいく場合は七ツ峰山頂直下の益田山へ向かうところが危険個所です。

かなり勾配きつい下りになるのでおむすびころりん(転倒)しないように気をつけましょう。

また、七ツ峰~天狗石山区間は急登がけっこうあります。

アップダウンも多いのでなかなかハードな印象でした。

道自体はよく整備されており、テープやペンキに看板と迷うことはなさそうです。

山行時間は休憩時間を含めて8時間程度となりました。

スクーターでの道レベル

全区間舗装道路なので特に心配なし。

この時期は落ち葉などが大量に落ちていることが多いのでスリップには注意。

スクーターは奥大井湖上駅の駐車場に駐車。

通常は観光客の車で満車状態ですが、朝早いということもあり、車はなし。

長く駐車していると怒られるかなと思いましたが、帰ってきても特段言われることもなかったので長時間駐車しても問題なさそうです。

山行記録

湖上駅~七ツ峰

湖上駅の駐車場から歩いていくと吊橋が見えてきます。

両サイドの紅葉が映えます。

あまり意識はしていなかったのですが、ここはゆるキャン△でアヤリンコンビが訪れていた場所。

ラブロマンスロード。

原作のように水楢橋は特に水は溜まっていませんでした。

そのまま滑り落ちるーー。

というのは冗談でちゃんと階段になってます。

完全にゆるキャン△ネタです。

ここで注意なのですが、ここは獣の気配があります。

私が通った時もリスがいましたが、他にも黒く大きい動物も見えて逃げていきました。

それが熊なのか、猪なのか、カモシカなのかは判別できませんでしたが、獣がいるのは確実です。

聖地ということもあり、通る方もいるかと思います。

遊歩道だから大丈夫というわけではなく、この辺りは山の中なので散策でも熊鈴などの音がでるものは持っていったほうがよさそうです。

私は登山なので常に熊鈴は常備で鳴らしていたので向こうも気づいたのかもしれません。

ラブロマンスロードが終わってプチ聖地巡礼をしたら登山の始まりです。

集落の中を山のほうに進んでいくと七ツ峰登山口の看板がでてきます。

朽ちて倒れていますが、一応の登り口方向の判別できます。

朽ちた看板を歩いて先に進むとちゃんとした看板がでてくるので問題ありません。

七ツ峰の登山口の階段はくっつき虫が大量で地味に嫌な道。

基本的に七ツ峰までは急な登りが多いです。

のっけからけっこう登らせてくれます。

途中、林道の出会いに。

KAWANE TRAIL。

所々に川根トレイルのマークが張り付けてあります。

どこに張り付けてあるか見るのも面白そうです。

最初の鉄塔まではつづら折りに登っていくような感じです。

この日はかなり風が強く上空では風の音がゴーゴーと響き渡っていました。

北からの風が強く、雪雲も北方面はかかっている感じ。

時折、風花が舞って冬の寒さを感じます。

とんがってみえるのが七ツ峰。

けっこうな距離があります。

眼下には接阻峡。

七ツ峰だからF-7までだと思ってた・・・。

F-8を過ぎたあたりから少しやせているところもありますが、トラロープがあるので心配はありません。

それよりも登りがキツイ。

距離も長いですが、急な登りが時折出てくるのがさらにキツイ。

川根トレイルの七ツ峰エリアはなかなかのはハードトレイルです。

基本的に登山力アップのために、トレッキングポールはなるべく使用しないのですが、今回はきつくて使用。

私の登山力低下もあるかもしれません。

川根トレイル、なめてたよ・・・。

この看板が見えたらあと少し。

山頂まではなだらかな道が続きます。

山頂到着です。

久しぶりにバテバテで登りました。

三角点にもタッチ。

山頂は木々が多いのであまり展望はありません。

七ツ峰~天狗石山

七ツ峰山頂直下からけっこうな下りがあります。

写真だと伝わりにくいですが、けっこうな急な道が続きます。

七ツ峰から天狗石山へ向かう方はおそらくここが一番の危険ポイント。

所々で開けたところがあるので景色をみるのにはちょうどよいです。

違うバージョンの川根トレイル。

下りきると益田山までは平坦な道が続きます。

益田山は木々に囲まれて薄暗く、通過点という感じです。

益田山から先はアップダウンしながら、高度を上げていきます。

木々の間から天狗石山。

この日は暴風。

風音がゴーゴーと聞こえ、木々をすり抜けて冷たい北風が吹き続けます。

北からは雪雲も見えたので南アルプスでは悪天候で暴風雪となっていそうでした。

天狗石山まで急登がキツイです。

七ツ峰から天狗石山区間は体力勝負。

少しだけ黄葉。

しかし、静かな山行です。

七ツ峰から天狗石山までは1人しかすれ違いませんでした。

知名度も低いのもあるかもしれません。

静かに山行したい人にはおすすめ。

山頂付近になると申し訳程度の階段がでてきます。

つきました~。

だいぶしんどかった・・・。

三角点にもタッチ。

山頂には広く、ベンチもあるので休憩には持ってこいです。

天狗石山~智者山~湖上駅

ここから先はだいぶ楽な工程になります。

天狗石山の山頂からすぐに分岐があります。

智者山の前に近いので展望地へ。

展望地は開けていい景色。

ちなみにここから猿見石山へいくこともできます。

さすがに時間が足りないので今回はパス。

戻って智者山へ。

智者山までは小さいアップダウンが続きます。

七ツ峰から天狗石山までの区間に比べたらだいぶ楽な道のり。

そうこうしているとすぐに山頂です。

到着。

智者山も開けた箇所があって展望が望めます。

山頂を踏んだところで元の道を戻ります。

浸食された看板。

山頂に戻ったら、湖上駅の分岐まで。

ここから先はサクサクッと下山です。

途中にお地蔵さん。

お地蔵さんには文化9年と書かれている模様。

調べたら文化9年は1812年でおよそ200年前。

そんな前からここへ登ってくる人がいたということでしょうね。

湖上駅までの道のりはつづら折りの道。

だいぶ緩やかなので登るにしても下るにしてもどちらも楽そうです。

途中で接阻湖展望ポイントのような箇所もありましたが、行っていいのか怪しかったのでパス。

鉄製の階段を降りると林道の出会いになります。

ここまでくれば、湖上駅までは近い。

線路が見えてきました。

下山しました。

KAWANE TRAIL。

湖上駅にはおしゃれカフェがあります。

以前にゆるキャン△ツーリングでここへ立ち寄りました。

その時に天狗石山の登山口があることを知って登ってみようと思い立ったのが今回の山行につながりました。

山ツーリングにいくとたまにこのような発見もあります。

ここから先は観光ゾーンで観光客だらけです。

正直登山で降りた自分の恰好は浮きます。

でも、そんなのカンケーネェ。

湖上駅は雰囲気もよく、景色も抜群です。

そしてタイミングがよくアプト式列車を撮ることも。

アプト式列車はライチョウのマークがチャーミング。

ここから先は観光道ですが、ハイキング道に近いです。

急な階段もあります。

観光と思ってサンダル等の歩きにくい靴で来ると思わぬことになりそう。

湖上駅だけ来る方も最低スニーカーでくることをオススメ。

最後の締めは有名な湖上駅の展望場所。

こうしてみると湖上駅から天狗石山までの道のりがよくわかります。

今日、歩いた場所を見るとよう歩いたとしみじみ。

登山装備

簡単ですが、私が装備していった山装備一覧を貼っておきます。

山の天候

・晴れ時々曇り

・風は常に強い風

・気温は山頂付近は5℃前後といったところで寒さを感じるが、ほぼ強風のため、体感温度は低め

着ていったウェア、靴

・冬用メリノウール長袖シャツ

・薄手化繊ジャケット

・厚手ロングパンツ

・冬用ウールタイツ

・メリノウールの靴下(中厚手)

・フリースグローブ

・薄手メリノビーニー

・薄手メリノネックウォーマー

・アプローチシューズ

ザックの中身

・レインウェア

・化繊ウェア(厚手)

・トレッキングポール

・地図、コンパスセット

・ヘッドライト

・ツェルト

・ファーストエイドキット(絆創膏、ガーゼ等)

・小物類(ライター、ティッシュ、細紐、カラビナ等)

・予備バッテリー

・飲料水1.5ℓ(ペットボトル2本、温かい飲み物の水筒500ml)

・行動食(ナッツやプロテインバー)

・食事類(菓子パン)

スクーターでちょっと立ち寄り

川根周辺は以前にも立ち寄っていますが、前回に立ち寄っていなかった長島ダムの展望場所へ。

放水の時はもっと迫力があるみたいですよ。

そして千頭駅に行き、今回の目的のあるものを入手します。

場所は奥大井観光案内所。

ここで山頂を証明できる写真を見せるとあるものがもらえます。

それは・・・。

川根トレイルのステッカーと記念切符!!

これがほしくて登りました。

今のところでもらえる切符は私が登った七ツ峰、天狗石山、智者山。

他に猿見石山、沢口山、光岳の切符があるそうです。

光岳は光小屋で入手できるそう。

光岳は以前に登っていますが、実にほしい。

しかしいくとなると自分の実力では2泊3日はほしい。

沼平→茶臼小屋(泊)→光岳→茶臼小屋(泊)→沼平。

こんなとこでしょうか。

ちなみに裏面は番号が記載してあって入手順となっています。

数量も限定なので手に入れたい方は早めのほうがいいかも?

あっ、猿見石山、沢口山、光岳の切符は自分が入手していないので手に入れないでください。

最後にお腹が空いたこともあったので前回混んでいていけなかった場所へ。

うえまるCafeさんへ。

今回は時間が少し遅いのか、冬時期だからなのか席に余裕がありました。

そしてゆるキャン△ネタでなでしこが食べた長島ダムカレー。

カレーはピリ辛で食が進みます。

そしてサクサクのエビフライがうまかった。

他にもジビエの大井川ダムカレー、あまごがのった塩郷ダムカレーもあるので次回はそちらを食べようかと。

お腹も満たして帰路へ。

スクーターでトラブル発生

帰りの道中、軽快にスクーターで走っていると途中でなぜかABSが点滅しました。

なんだろうと思って走ってるとアクセルを回してもスピードが出にくくなってきました。

パンクです。

途中でおりてみたら完全に後輪に釘が刺さっていました。

パンクはしたものの自走はできていました。

家まであと10kmほど。

途中でガソリンスタンドにより、ダメもとで空気を入れて強硬で家まで帰りました。

パンクはしていたもののどうにか走ることができたのは良かったです。

曲がる時にどうしてもよれますが、気を付けてゆっくりとならどうにかなる。

家から近かったのも幸いです。

こういう時にはパンク修理キットをもっていったほうがいいと実感しました。

ちなみにタイヤはバイク屋で交換してもらい、ホイール等にもダメージはなかったのは幸い。

とはいえ、手痛い出費となりました。

まとめ

いかかでしたでしょうか。

川根トレイルはアップダウンも多く、なかなかのハードトレイル。

展望もすごいいいわけではありません。

たまにみえる開けたポイントを見ながら山の中を楽しむのが川根トレイルって感じです。

山自体は静かなので静かにソロで山行したい人にはおすすめ。

登頂記念切符も手に入るのでそれを元に川根へ登山はいかが?

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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