登山をしている方であれば知っているであろう登山靴メーカースポルティバ。
登山靴はもちろん、トレランシューズやクライミングシューズまで山で使用するすべてのジャンルを取り揃えています。
その中のアプローチシューズについても色々と種類があります。
その中の1つのTXガイドレザー。
足の形は選びますが、履くと足と一体化しているような感覚で足運びが楽なアプローチシューズです。
足の形が全体的に薄い人にはおすすめできます。
ローカットシューズで登山をおすすめできる内容を記事にしたのはこちらから。
特徴・使用感・サイズ感
ローカットのアプローチシューズ。
スポルティバのイメージカラーのイエローもあしらわれていて見た目の良さも感じます。
素材はスエードとヌバックのレザーを使用。
TXガイドというメッシュ素材で作られた軽量モデルもあります。
私は個人的にレザータイプのほうが足に馴染むような気がしたのでTXガイドレザーをチョイスしています。
また、アプローチシューズの特徴として足先まで靴紐がきています。
このおかげで細かい調整が可能。
指先を固定すればフィット感が上がります。
ただし、靴を洗う時に靴紐を取る場合、通す外すが面倒なのが玉にキズ。
それを上回るメリットではあります。
ソールは特徴的で赤と黒のそれぞれソールの種類が違います。
踵から土踏まずにかけての赤い部分はビブラムソールのメガグリップ、足先の黒い部分はビブラムソールのイドログリップを使っているそうです。
メガグリップは最近の登山靴ではよく使われているソールでグリップ力が抜群です。
イドログリップは濡れた岩、水中などの滑りやすい箇所に対してのグリップが抜群だそうです。
ただその分ソールの減りは早めに感じます。
ここはグリップを上げる結果、摩耗が早いのかもしれません。
分けている理由として足先部分は登りで使うことが多く、上り坂や登攀でもっともグリップするように踵部分は下り坂でのブレーキング目的でソールを使い分けているそうです。
こだわっているところがスポルティバらしさを感じます。
そのおかげかどの場面であっても滑ることは少ないです。
濡れた木の根でも安心感を持って歩くことができます。
とはいってもまったく滑らないわけではないので過剰に任せるのは禁物。
足を置く場所は気にかけましょう。
クライミングゾーンもついているので岩場でも安心感があります。
ソールは以前に紹介したスカルパのメスカリートGTXよりは柔らかいです。
ソールが柔らかい分、岩場ではソールがしなるため、足の筋力を使います。
ただし、その他の箇所ではソールが曲がる分歩きやすく、走りやすいのも特徴。
TXガイドレザーはトレランシューズの要素を取り入れているため、ソールが少し柔らかめの設定になっています。
また、アプローチシューズの中でも軽量な部類に入ります。
スカルパ メスカリートGTX:485g
スポルティバ TX5 LOW GTX:470g
TXガイドレザー:387g
トレランシューズ並とはいきませんが、他のアプローチシューズと比べると軽く、その分軽快に歩けます。
軽ければ軽いほど足上げも楽。
軽いことはメリットが大きいです。
スポルティバのイメージカラーのイエローの配色もあり、見た目もよいアプローチシューズです。
クッション性も高く、下り時の足の負担も軽減が期待できます。
ただし、注意点としましてはスポルティバの靴が全般的に足の横幅が小さめなこと。
TXガイドレザーも小さめで長い時間を履いていると私は小指の付け根あたりが痛くなってきます。
サイズを大きくすると指の遊びが大きくなるのでサイズ選びが難しいです。
靴下を薄手のものにするなどで調整したほうがいいかもしれません。
履いた感じからいうと長距離にはあまり向かない感じがします。
足に合えば、長時間いけるかもしれません。
また、防水加工をしていないので水には弱いです。
基本的には晴れた日でぬかるんだところがないような登山で使用しています。
スポルティバ TXガイドレザー いいところ・わるいところ早見表
・靴はアプローチシューズの中でも軽いので足上げが楽
・包み込まれているような履き心地で足と一体化している感覚で歩きやすい
・ソールはすべりにくく、安心して歩ける
・ソールにクライミングゾーンがあり、岩場も上り下りしやすい
・靴紐が指先まであるので靴紐で細かい調整が可能
・クッション性も高く、足への負担が少ない
・防水ではないので水は侵入してくる
・靴の幅は小さめなので足が痛くなる可能性がある(足の形を選ぶ)
・ソールの減りは早い印象
・靴を洗う時の靴紐の通し外しが面倒
サイズ感
サイズとしましては私の普段のスニーカーサイズで26cm。
TXガイドレザーのサイズはEUサイズで42を使用しています。
靴下の厚みは薄手から中厚手といったところ。
私が使用しているのはインジンジのアウトドアミッドウェイトミニクルーウール。
これが一番痛くなりにくいので使用していますが、もっと薄手でもいいのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
足の形は選びますが足へのフィット感、軽さ、クッション性は素晴らしいです。
トレランシューズを元に作られているだけのことはあります。
それでありながらアプローチシューズらしく、グリップも抜群。
とてもいいアプローチシューズなので一度履いてみて足に合うようであれば、履く価値はあると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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