ここ最近通いつめている川根本町。
今回も川根トレイルシリーズです。
今回は光岳を除くと残っている1つの山、猿見石山に登ってきました。
ただ、猿見石山だけだと寂しいので天狗石山まで登り、奥大井湖上駅で下山して大井川鉄道に乗って帰ってきました。
電車を使っての登山も旅感がでるのでおすすめできます。
道路状況(25年の2月下旬)ですが、この時は大寒波が来ている時でした。
車の気温計で-6℃で天気予報の東北や北陸に負けない気温ですが、やはり静岡なのでしょうか。
道路は凍結、雪はありません。
奥泉駅までは余裕です。
路面が濡れているところは凍結していそうだったのでスピード落としました。
まあ、念のために布チェーンは携帯しているので本当の万が一には備えてます。

布チェーンはスタッドレスタイヤを装着していなくて緊急で使う人は持っていくことをおすすめです。
スタッドレスタイヤが最善ですが、雪がまず降らない静岡県民な私は道路状況を確認しつつ、必ず持っていきます。
山の情報
山の説明
今回登った山は川根本町にある猿見石山と天狗石山。
猿見石山、天狗石山ともに記念切符をもらえる山です。
詳しく川根トレイルを知りたい方はこちらからどうぞ。
もしくは川根トレイルで検索してみてください。
登った時期
登った時期は2月下旬。
2025年のこの時は大寒波ということでしたが、雪はほぼなし。
天狗石山周辺に少し積もっているくらい。
気温はけっこう低めで山頂付近で-8℃。
風が雪雲を連れてきて途中から雪が降りだしました。
登山ルート
奥泉駅に車を停めて、奥大井湖上駅がゴールのルート。
奥大井湖上駅からは大井川鉄道に乗って奥泉駅まで帰ります。
このルート核心部は猿見石山から白倉峠までの区間。
登り降り繰り返すのですが、足場が悪く、高度感が強いです。
両サイドも切れ落ちているので下りの場面では特に注意が必要。
自分も慎重にゆっくりと進みました。(へっぴり腰で)
後の区間は登りがきつかったりしますが、怖さはありません。
また、登山道に熊なのか猪なのかフンが多数ありました。
時間はたっていそうなので、間近というわけではなさそうですけどね。
この川根本町の山々は大型のフンをよく見かけます。
冬なので熊鈴を持っていませんが、持っていくのも正解かもしれません。
冬以外の時期は熊鈴は必須。

お互いのためにも居場所は知らせることは大切です。
山行時間は休憩を含めて4時間程度となりました。
山行記録
奥泉駅~猿見石山
スタートは奥泉駅から。
車は駐車場に。
すぐ近くにトイレもあるので便利です。

猿見石山の登山口までは道路と林道をしばらく歩きます。
駅から表の道路に出て橋を渡り、左の道へ行くと林道に。


林道は基本一本道ですが、1箇所分岐があります。
通行止めとなっているところは通らずにUターンする形で右に曲がります。
看板があるのでわかりやすいのできちんと見ていれば迷うことはありません。


しばらく歩いていくと三宝神社があります。

猿見石山をピストンだけならここまでは車で上がってこれそうです。
神社周辺は道幅もあるので路駐にはなりますが、駐車もできそう。
登山口は神社より先にあります。
神社を過ぎると舗装も終わり、道が荒れてきます。
雨で地面がえぐれているので車では通行不可能。
登山口は暗い木々の間となります。

私が登ったのが冬で草が枯れて見えやすいですが、草で生い茂ると看板が隠れてしまうかもしれません。
その時は見落とし注意です。
猿見石山までの道は危険個所は特になく、単調に登っていく形。

木々の間をちょっときつめで登ります。

要所要所で看板もありますし、ピンクテープやペンキの目印もありますので迷う心配はなさそうです。
登山道もはっきりしています。

猿見石山に向かう時の唯一のベンチ。
このベンチを過ぎるときつい登りがあります。

写真だと伝わりにくいですが、けっこう登らせてくれます。
ただ、距離は短いのが救い。
D-9看板が見えたら急な登りも終わり、山頂までもう少しです。

猿見石山に到着です。

三角点にもタッチ。

猿見石山は開けているわけでもなく、山頂も狭いです。
見どころはなく、小休止するための山頂といった感じ。
猿見石山~天狗石山
猿見石山から白倉峠まではアップダウンしながら進みます。
この箇所がこのルートの核心部。
猿見石山からすぐに下りが始まるのですが、足場が悪い。

写真だとわかりにくいですが、段差が高く、足をおくとバランスを崩しそうな箇所がけっこうあります。
両サイドも切れ落ちているため、転ぶと滑落する可能性は有。
私はビビリなのでしゃがみながら、へっぴり腰で慎重に下りました。
背が高くて足が長い人がこういう時に羨ましい。
ないものねだりです。
途中で3箇所鉄の橋があります。



傾いてたりしますが、しっかりとしているので危険ではありません。
途中で開けた場所に出ると湖上駅が見えます。

鉄塔をくぐる。

湖上駅の逆方向の景色。

写真右の雲は雪雲。
写真だと写っていませんが、猿見石山山頂付近から風に乗って雪が舞っていました。

白倉峠も何かあるわけでもない峠。
林道にもつながっているようですが、どこに出るかは調べていないので不明。
白倉峠から先は危険個所もなく、ただ単に登りきるだけ。

ここまでは雪がまったくなかったですが、天狗石山に近づくにつれて雪がでてきます。

とはいってもごく少量で、地面も見えていました。
滑ることもなく、危なさそうな場所は地面を踏めるのでチェーンスパイクは終始使いませんでした。
ちなみに猿見石山はこの時期に人は入らないようで自分の足跡と獣の足跡のみ。

電波の反射板がでてくると山頂までは後少し。

雪雲が迫ってきています。

天狗石山に到着しました。
以前は七つ峰から天狗石山へのルートでしたが、レベルとしては猿見石山から天狗石山までのほうが低いですね。
七つ峰のほうがアップダウンが大きく距離が長いのでたいへん。
天狗石山~奥大井湖上駅
雪がちらついていてこれ以上降ると車のほうが心配だったので駆け足で下山します。

下山ルートは湖上駅に降りるルートなので割愛。
詳しく知りたい方は下のリンクから見てやってください。
山頂付近の登山道は雪と凍結で滑りそうな箇所がありましたので注意。
とはいっても地面もでているので滑らないように地面がでているところを踏めば問題ありません。

どんどん下って下山です。

湖上駅にある晴耕雨読cafeは冬季は休業。
その代わりに中は解放されていて休憩することができます。
この時期でも観光客がいるのでそのために開放している感じ。

この時期でも湖上駅に来る人は多いのですね。
けっこうな観光客がいました。

とはいっても登山目的は私と天狗石山への登山道であった1人のみ。
やはり、この山域は静かに登山するにはちょうどよいかもしれません。
この後は大井川鐡道に乗って駅へ帰りました。
大井川鐡道は毎日運行していますが本数少ないため、下山時間には注意してください。
詳しくは大井川鐡道のHPをご確認をお願いします。
登山装備
簡単ですが、私が装備していった山装備一覧を貼っておきます。
・晴れ時々雪
・風は標高を上げると強風
・気温は山頂付近は-8℃程度
・冬用メリノウール長袖シャツ
・冬用ソフトシェルジャケット
・冬用ロングパンツ
・冬用ウールタイツ
・メリノウールの靴下(厚手)
・ウールグローブ
・オーバーグローブ
・薄手メリノビーニー
・薄手メリノネックウォーマー
・ハイカットシューズ
・レインウェア
・化繊ウェア(中厚手)
・トレッキングポール
・チェーンスパイク
・地図、コンパスセット
・ヘッドライト
・ツェルト
・クッカーセット(ストーブ、コッヘル、カトラリー)
・ファーストエイドキット(絆創膏、ガーゼ等)
・小物類(ライター、ティッシュ、細紐、カラビナ等)
・予備バッテリー
・飲料水1ℓ(ペットボトル1本、温かい飲み物の水筒500ml)
・行動食(チョコ、きび団子)
・食事類(菓子パン、カップ麵)
ちょっと立ち寄り
大井川鐵道
奥大井湖上駅には何回か立ち寄っていますが、今まで乗ったことはありませんでした。
今回の山行は珍しいアプト式列車に乗ることも兼ねての登山。
初めてなのでドキドキです。

無人駅から乗車券なしで乗ることは事前に調べておきましたが、いざ乗るとなるとけっこうドキドキします。
乗車券は車掌さんに伝えると発行してくれます。

初めてなので新鮮です。

電車も中もレトロ。
速度もゆっくりで旅感が満載です。

長島ダム駅につくと専用機関車とドッキング。

アプト式区間では長島ダムを望むことができます。
ゆっくりなので写真も撮りやすい。
長島ダムにかかっている吊橋は冬は凍結するので通行止めになるそうです。(車掌さん情報)
いちしろ駅につくと専用機関車は解除。

専用機関車さんありがとう。

アプト区間が終わったら次の駅で奥泉。
30分ほどの乗車ですが、なかなか楽しめる旅となりました。
千頭駅周辺
帰ったら、おなじみになってきた観光協会行き、切符をもらいます。

個人的に猿見石山と七つ峰の切符は字がかっこいいと思っています。
ちょうどお昼時ということで以前に立ち寄ったうえまるcafeさんへ。
混雑しているかと思いきや、席に余裕ありました。
冬の時期、特に寒波が予想されていた時期がよかったかもしれません。
今回は大井川ダムカレー。

こちらは鹿肉のから揚げにバターマサラベースのインドカレー。
鹿肉は初めて食べましたが、臭みがなく、食べやすい。
なんとなくですが、馬肉に近い感じです。
カレーはスパイシーで辛味が効いています。
鹿肉のから揚げにカレーをつけて食べるとうましです。
以前に長島ダムカレーを食べましたが、個人的にはこちらのほうが食べ応えもあっておすすめ。
最後に観光協会のスタッフさんが教えてくれた酒屋さんに立ち寄り、日本酒を買いました。

買ったのはおんな泣かせ。
島田の日本酒で地元では割と知っている方もいるかもしれません。
味は辛口ではないので飲みやすく、甘さを感じます。
お酒が苦手な女性でもあまりのおいしさに泣いてしまったことが由来なだけあります。
とても飲みやすい日本酒です。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
これで光岳を除く、切符はすべて入手しました。
光岳もゲットするために、また登るべきか。
光岳だと自分の実力だと2泊3日は必要そうなんですよね。
そこまで家を空けられるか。
また、第3弾の川根トレイルも近日でるそう。(25年の2月下旬時点)
今度のエリアは山犬段周辺らしいのでそこを攻めていくか。
まだまだ、川根トレイルは熱そうです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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