私はローカットシューズで登山をすることは有り派です。
軽くて足の可動域が大きくなるので歩きやすく快適。
ローカットシューズにはいくつか種類があり、その中でも山を走ることを想定した靴がトレランシューズ。
私も使用しています。
しかしながら、トレランシューズは走らなければいけないと思っている人はいるのではないでしょうか?
大丈夫、歩いてOKです。
トレランシューズだから必ず走らないといけないというわけではありません。
トレランシューズは山で走るのが楽になるという位置づけ
個人的にトレランシューズは山で活動することを満たしたうえで走ることを楽にすることができる靴と考えています。
ロードでも走ることを楽にするためにランニングシューズがあります。
別に走るのはスニーカーでも走ることはできます。
個人の体力と技量があれば、スニーカーでも長距離を走ることはできるはず。
それでもより速く走りたい、より長く走りたい、より快適に走りたい。
そのためにランニングシューズがある。
トレランシューズも同じと考えます。
私は基本的に体力はありません。
運動も得意ではなく、走るのも苦手。
学生時代も体育の評価は平均より下でした。
今でもそれは変わりなく、基本体力はあまりはありません。
なのでトレランシューズでも登りではまず走らない。
というか、走れません。
しかしながら下りでは体力がない自分でも走ることができる。
小走り程度の早さなら余裕をもって下ることが私でも可能です。
トレランシューズなのでグリップ力は問題なく、靴の形状により走りやすいことは折り紙付き。
山の中なので足場を確認、予測しながら走らないと危ないのはご承知ください。
ともかく、体力がない私でも下りだけであればトレランすることは可能。
走らなくても軽いので登山靴と比べても体力の温存につながります。
アルプスでもトレランシューズで登山することはできます(条件付き)
アルプスでもトレランシューズをすることは十分に可能です。
実際にトレランシューズで活動している人は多数みかけます。
私も以前に南アルプスの北岳にてトレランシューズにて登っています。
私でも登ることはできましたが、登りではたいへんな場面もいくつかありました。
脚力、体力があれば登りでも余裕が生まれそうですが、ないものねだり。
基礎体力、脚力がある方が羨ましい。
しかしながら下りは快適。
以前のトータルタイムからいうとそこまで変わらない結果でした。
トレランシューズでもアルプスは登ることはできます。
ただし、気をつけないといけないポイントとしては岩場が多いかどうか。
岩場の通過はトレランシューズでは大変さを感じます。
靴が柔らかく、ソールも岩場を登るようなパターンではないことが多いため、登山靴に比べると強く踏ん張る必要性が高いです。
なのでアルプスだけではなく、岩場の多い山は苦手といった感じはありました。
岩場の多い場面では登山靴、もしくは同じローカットタイプのアプローチシューズのほうが軍配が上がります。
トレランシューズが活躍する場面はアルプスというよりは里山や奥多摩といった比較的岩場が少なく、急な登りが少ない山が活躍しやすいと感じています。
おすすめのトレランシューズ
ここからは私が使っているトレランシューズとおすすめできそうなトレランシューズをご紹介します。
トポ MTNレーサー2
北岳に登った時に使用したトレランシューズ。
足先が広がる形状になっており、足の指がフリーで最初に履くと不思議な感じ。
指が動かしやすいので踏ん張る時に指に力を入れやすく、扱いやすいです。
また、広がっているおかげで靴の締め付けによる指や指の付け根の痛みが無縁。
私が使用しているのは2ですが、バージョンアップして今は3になっています。
ホカ チャレンジャー7
チャレンジャー7は山オンリーではなく、ロードもいけるシューズ。
使用してみるととても走りやすいシューズ。
自然と足がでます。
ホカの特徴のクッション性の高さも折り紙付きで足への負担も軽減されます。
ただし、濡れた路面は注意。
すべりやすさを感じます。
乾いた路面では問題なくグリップするので使う場面は考えたほうがよさそうです。
スカルパ リベレラン
リベレランはトレランシューズながらソールのパターンが登山靴に近い形状になっています。
指先にクライミングゾーンのような部分があり、靴自体もトレランシューズとしては固いようです。
トレランシューズというよりはファストハイキング向けの感じもします。
登山靴に近い感じもありそうなので初めてトレランシューズを購入する方が違和感なく履けそうな靴です。
アルトラ ローンピーク8
トレイルランナーだけではなく、ハイカーにも人気が高いトレランシューズ。
MTNレーサーと同じく、足先が広がっているので指や指の付け根が痛くなる人は解放される可能性を秘めています。
適度にグリップしてほどほどのクッション性を備えている。
尖った性能はなく、バランスがいい靴ということです。
履いている方も多く、多くの人が履いているということはいい靴なのは間違いありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
トレランシューズ推しというわけではありません。
しかし登山において軽さは正義といっても過言ではありません。
実際に靴の重量は脚上げでの疲労に直結します。
とはいっても軽くなった分のデメリットもあることは事実。
最終的には自分自身の山行スタイルによって使うかどうかを検討したほうがいいです。
岩稜帯が多いアルプスやテント泊山行が多い方は登山靴のほうが有利ですし、日帰り長距離や低山メインならトレランシューズのほうが有利。
使い分けるのが一番ですが、そこは自分のお財布と相談ということでお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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