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ULザックを使ってみてのメリット、デメリット

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このところの登山では色々なザックが増えました。

ULザックもしかり、トレランザックで登山をしている方を多く見かけます。

自分は割と古い人間なので今も昔ながらのザックという形のタイプを使用しています。

とはいってもULザックにも以前から興味があったのも事実。

なので思い切ってULザックを購入しました。

実際に使ってみての感想ですが、

パッキングにはコツが必要で入れ方が雑だと背負い心地が悪くなるという点があります。

また、荷物の選定もある程度吟味しないとという感じです。

しかしながら、軽さは正義。

荷物が軽いと足取りが軽く、動きやすいです。

上記のことはざっくりとしているのでここからは実際にULザックを背負ってみてのいいところ、わるいところを他にも紹介します。

いいところ

軽い

やはりULザックは軽い。

これにつきます。

私が使っているのがオスプレーのスポーツライト30。

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公式の重さはS/Mサイズで770g。

これでも軽いほうです。

通常のザックであれば1Kgを超えるのもざら。

それに対してULザックは容量によりますが、30Lなら500g以下のものが多いです。

私が今回購入したものもざっくりですが、330g。

今まで使っていたものの半分以下の重量です。

軽いと体の負担軽減につながります。

体への負担軽減は体力にも余裕ができる。

軽いことはメリットが大きいです。

体へのフィット感が思っていたよりいい

背負った感覚ですが、思っているよりもいい。

私のイメージではあまり背負い心地はよくないイメージでしたが、想像よりもよかったです。

ザック自体が柔らかいのでしっかりとベルト類をしめれば、体にフィットしてぶれることもありません。

背負い心地が悪いと気になって背中が痛くなったり、快適な登山になりませんからね。

ここはうれしいポイントです。

容量は思っていたよりある

ULザックはロールトップのものが多い印象。

ロールトップはメイン気室が拡張できるので思っているよりも入ります。

ロールトップは上方向に拡張が可能

また、外ポケット類が充実しているものが多く、すぐに取り出したい行動食やウインドシェルなどたくさん入れることができます。

そのおかげで思っていたよりも容量は多めな印象です。

背中の蒸れは思っていたより気にならない

ULザックは軽さ優先なので背面はメッシュなどではなく、簡素な1枚地。

そのため、汗かきな自分では背中が汗で蒸れるのでは思っていました。

しかしながら、実際に背負ってみたら今まで使っていたメッシュのものとそこまで大差はない感じ。

さすがに、背中とザックが完全に離れるタイプのザックでは通気性に差はありそうですが。

蒸れて不快すぎるというわけではないのがよかったです。

わるいところ

パッキング次第で背負い心地が悪くなる

わかってはいましたが、パッキング次第で背負い心地がだいぶ変わります。

基本ペラペラなので背中側にペットボトルなどの固いものを入れるとフィットせず、背負い心地が悪くなります。

なので背中側に柔らかく背面パッド代わりになるものを入れて背負い心地をよくしないといけません。

専用のものだと、そのままマットになるような背面パッドもあります。

また、あまりに荷物を重くするとザックのバランスが崩れそう。

ショルダーハーネスが肩に食い込んで痛くなるかもしれません。

容量が30L程度なら総重量はすべてひっくるめて8Kg以下がよさそうです。

今はウェアやギア類はだいぶ軽くなっているので食料や水類を考えれば、そこまでいかないとは思いますが注意は必要かもしれません。

肩を使うパワータイプ

ULザックにもウエストベルトはついていますが、基本的にザックのブレ防止でしっかりしたものではありません。

ウエストベルトは細く、パッドもペラペラ

なので肩を使うパワータイプ。

私は腰より肩を使うほうが好みなので気にはなりませんが、通常のザックよりも肩が痛くなるかもしれません。

機能的に足りない部分があるので工夫は必要

使ってみて思ったのはやはり、機能は限られているという感じです。

例えば、私は今までトレッキングポールをサイドポケットに突っ込んでいました。

私が購入したものもサイドポケットがあるにはあります。

しかし、私が伸縮式のトレッキングポールを使っているため、サイドポケットに突っ込むとザックよりもだいぶ出っ張って引っ掛かりそうです。

だいぶ上部にはみでます

止めるのもバンジーコードなのでいまいち固定感が薄い。

これだと取り付け、取り外しが面倒

今まではナイロンベルトのコンプレッションストラップだったので固定感は抜群でした。

一応、本体下部にトレッキングポール固定用のバンジーコードがあるので使っていますが、どうにもしっくりきません。

次に困ったのがカギや財布のしまう場所。

ジッパー付きの小物を入れるようなポケットがULザックは少ない印象です。

大事なものはジッパー付きポケットじゃないと安心できないので今のところはメイン気室に入れていますが、取り出す時に面倒。

登山ザックとは違い、ULザックは機能が限られているので工夫するか妥協するかというどちらかの選択をする必要があるかもしれません。

もちろん、慣れはあるので使っていくうちに気にならなくなるかもしれません。

雨蓋がないのは不便

個人的に雨蓋が好きです。

今まではここに行動食、ヘッドライト、鍵などを入れていました。

外にも内にもポケット有

雨蓋は収納に便利。

それがなくなったので収納に困ってしまった部分もあります。

また、雨蓋に脱いだウェアを挟んだりと色々と便利です。

雨蓋は収納力が高いのになくなってしまうとけっこう不便です。

ギアの買い直しがしたくなる

ULザックにすると道具も新調したくなるのは性でしょうか。

他のギアに対しても購買意欲が沸いてきます。

私の場合は伸縮式のトレッキングポールから折り畳みの軽量タイプにしたくなりました。

今まではガスストーブを使っていましたが、アルコールストーブで軽量にしたくなったりと色々と考えます(欲しいだけ)

ただ、買ってもうまくいく補償もないのでとりあえず、価格が安く無駄にはならないスタッフバッグを買いました。

今まで通りに収納が難しくなったのでスタッフバッグは便利。

このように新しいタイプのザックを買うとギアの買い直しが必要・・・。

というより購買意欲が高まるので金欠にも注意が必要です。

ULザックの選び方

ここからはULザックの選び方について紹介します。

フィット感

これはULザックだからというわけではありませんがやはりフィット感は大切。

特に背面パッドやフレームがない場合が多いULザックは合っていないと背負い心地もそうですが、疲れにも影響しそうです。

できるだけ、実際に背負ってフィット感をみることをおすすめします。

ポケットなどの使い勝手を見ておく

ULザックはポケットやバンジーコードなどがとても充実しています。

実際にポケットやバンジーコードが使いやすいのか確認おきましょう。

どこのポケットに何を入れるのかをイメージして入るかどうかを確認すればなおよし。

現状のギアと相性がいいかどうか

これは私もまだまだ未熟な部分がありました。

現状持っているギアとの相性はみておいたほうがよさそうです。

特にトレッキングポールなどのかさばるものはULザックに取り付けるのに困る可能性があります。

ザックに取り付ける際も自分でバンジーコードを追加するなどのテコ入れは必要になるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ULザックは使い方がうまければ、とても快適に背負えるザックです。

使い方が下手だともろに背負い心地や疲れに影響はするので自分のパッキング技術向上にも役立ちます。

初心者は普通のザックから始まりますが、最初からULザックでもいいかもしれません。

パッキング技術が身につきそうです。

見た目もおしゃれでカッコイイですしね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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