山好きな人はいつの季節でも登山をします。
ただ、冬山で特に雪山はリスクも大きいため、やらない人もいます。
冬山は空気も澄んでいて遠くの景色まで見渡せるのでオススメの時期でもあります。
この記事は当ブログ筆者の冬山(雪山)日帰りウェアを紹介します。
冬山(雪山)登山をやってみたい方のウェア選びの参考になれば幸いです。
対象範囲としましては
・行動中のウェアを想定
・12月~3月までの冬山(雪山)
・2000mまでの冬山(雪山)
・東北、北陸、北海道地域は除く(筆者がいったことがないため)
・八ヶ岳、アルプスなどの3000m級登山は対応不可
このような形を対象としています。
筆者の夏山装備を知りたい方はこちらから
冬山ウェアの紹介
行動中のウェアは基本そこまで厚手の物はしようしていません。
休憩中は寒くなるので別途防寒着をザック内にいれています。
トップス
私は冬山用のソフトシェルジャケットを愛用しています。
以前はフリースを使っていましたが、どうしても暑すぎて汗をかきすぎていました。
汗冷えもするし、ペタペタと肌に張りつくので結構不快。
風が吹くと通気性がよすぎて寒いこともあり、上にレインウェアを着る、熱くなったら脱ぐとウェアの脱ぎ着も面倒です。
ソフトシェルジャケットは保温性は低いですが、行動中はそこまで寒くならないので使用していて寒さを感じることはあまりないです。
汗をフリースほどかかないので割と快適で風が吹いても耐風性が高いため、風をほどよくブロック。
これ一枚で済むのは脱ぎ着も少なくなるため、とても楽です。
私が使用しているのはフーディニのペースジャケットというウェアになります。
内側はオクタという保温素材をつかっており、ほどよく保温をしてくれます。
外側の生地は厚く、岩や枝にひっかけても破れる心配はまずなし。
当然風もブロックしてくれます。
ダブルジッパーになっており、熱くなったら下側を開けて換気なんてこともできるので色々と便利です。
お値段は高いですが、長年使うのであればおすすめできるソフトシェルジャケットです。
ベースレイヤーはウールと化繊のハイブリッドのものを使用しています。
ウールはあまり汗冷えしないのがいいところ。
ただ、私はウール100%だと肌がチクチクする感じがあるので今まではウールは使用していませんでした。
ウール+化繊のハイブリッドモデルに出会ってからはほぼこれ一択。
ウールと化繊をうまくいいとこどりしていると感じます。
私が使用しているのはティートンブロスのMOBウール。
とても使い勝手がよく、冬のベースレイヤーとして愛用しています。
ボトムス
ボトムスはロングのソフトシェルパンツ一択です。
私が愛用しているパンツはモンチュラのヴァーディゴパンツ。
2000m級の冬山では過剰なスペックかもしれません。
ただし、履くとわかる素晴らしさがあります。
冬のクライミング向けのようなパンツのため、生地がよく伸び、動きを妨げることが少ないです。
シルエットも細身にできており、裾がゴムになっているのでばたつきや冷気が足元からくることがないのもいいポイント。
冬用のトレッキングパンツはダボっとしていて、動きづらいものが多いですが、これはとても動きやすい。
保温性も十分あり、足元は簡易ゲイターになっているので私が行く静岡の安倍奥の雪山であれば、ゲイターなしで対応でき、至れり尽くせり。
サイズもマイナス7cmモデルが存在しており、脚が短い私でもサイズがぴったりなのもうれしいところ。
タイツはトップスのベースレイヤーと同じティートンブロスのMOBウールを愛用しています。
冬はもうウール+化繊のハイブリッドモデル一択です。
着心地もいいのでお財布事情が合えばおすすめできます。
登山靴、靴下
冬山の登山靴はトレッキングブーツを使用しています。
さすがに雪山の時期にアプローチシューズでいくと雪が靴内に入る可能性が高く、軽アイゼンやチェーンスパイクの取り付けが難しいのでアプローチシューズの選択肢はありません。
とはいえ私は雪山はいっても静岡の安倍奥の雪山程度。
がっつりの雪山用登山靴ではありません。
私が愛用しているのはスカルパのマルモラーダプロHD。
3シーズン用登山靴ですが靴下を厚いものにすれば、問題なく使用できます。
雪山用登山靴より軽いので割と軽快に歩けます。
靴下は厚手の雪山用靴下を使用してます。
私が使っているのはFITSのヘビーエクスペディション。
雪山用靴下なので2000m級の雪山であれば足の冷えを感じることはありません。
FITSの靴下はほどよくフィットして履き心地がいいです。
小物類
帽子は薄手のビーニーを使っています。
私は基本暑がりで汗かきです。
雪山でも行動中は熱くなり、汗をかきやすいため、薄手のほうが熱くなりすぎず調整がしやすいです。
スマートウールのメリノビーニーは薄手で使い勝手がよく、寒さで痛くなる耳を隠せます。
首と口元は薄手のネックウォーマーを使用しています。
ネックウォーマーも厚すぎるとこれも熱くなりすぎてしまうことと、口元まで隠すと息苦しくなるため、呼吸がしやすい薄手が使い勝手がいいです。
BUFFのメリノライトウェイトは薄手で触り心地もいいです。
また、直に鼻にあたるのでネックウォーマーの臭いが化繊だと気になりますが、メリノであれば臭いがだいぶ軽減されるので臭いでの不快感が少なくなります。
手袋は基本はフリースの手袋のみで行動しています。
フリースグローブのいいところは指先の動かしやすさ。
ウインターグローブは厚すぎて指先が動かしにくく、快適性は低いため、私がいくような2000m級の山であれば指先の動かしやすさを優先して使っています。
もちろん、ウインターグローブはザック内に常に忍ばせてはいます。
凍傷のリスクはあるので使わないにしてもウインターグローブは持っていきましょう。
選ぶ時のポイントとしては滑り止めがついているものを選択しています。
登山なので手を使う場面があるため、滑り止めがあったほうが安心感が私の中ではあります。
使用しているのはアウトドアリサーチのフリースグローブ。
滑り止めがあり、薄手過ぎないので使い勝手は悪くないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
冬山は他の季節に比べて装備の選定が少し難しいかもしれません。
ポイントとしては厚手すぎないことだと個人的には考えています。
行動中はどうしても熱くなる傾向になるため、厚手すぎないようにして、休憩するときにザック内から防寒着を着ることをおすすめします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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