登山ではあったら便利アイテムの1つの帽子。
登山ではかぶっている方もいますが、かぶらない方もいます。
他の登山者さんたちを見ていて体感的にはかぶっている方7割、かぶっていない方3割。
自分の感覚にはなりますけどね。
基本的には帽子はしたほうがいいです。
自分も基本的には帽子をかぶる派です。
今回は登山での帽子使用のいいところ、わるいところ等を紹介します。
登山での帽子使用のいいところ
日よけになる
山の日差しは強いです。
特に影がない場所(開けている場所や森林限界の場所)は容赦なく日差しが降り注ぎます。
日差しが直接頭にあたると体全体が熱くなってきます。
特に黒髪は吸収するのか熱く感じます。
帽子があれば、直接あたることがないため、暑さ対策に。
また、山の日差しは平地より紫外線が強いそうです。
そのため、帽子をしないと下山した後にパサパサになることも。
髪へのダメージが気になる方は帽子は必須といっていいでしょう。
ちなみに紫外線は頭皮にもダメージがあります。
抜け毛を気にされている方もしたほうが賢明です。
眩しさの軽減
キャップやハットにはツバがついています。
そのため、目元が影になるため、眩しさの軽減につながります。
行動中、目を細めながら歩かなくてもすみます。
目を細め続けているとけっこう目に疲れがでるので有効です。
ただし、照り返しは無理なのでその場合はサングラスを。
頭へのケガ防止
山では場所によりせり出していて頭にちょうど当たるような位置にきている枝や岩があったりします。
特に枝はうっかりしていると頭に当たることがあります。
もしぶつかったとしても帽子があると直接あたるわけではないので頭へのケガの軽減になります。
さすがに落石には対応できないのでご注意を。
保温性が上がる
特に冬季雪山登山をされる方はほぼ必須いっていいアイテム。
頭というより耳が冷えると痛くなってくるので耳を隠すという面での使用が私はメインになります。
頭自体は冷えても問題ないというのが個人的考え。
冷えが苦手な方はすることによって温まるので必須です。
登山での帽子使用のわるいところ
蒸れる
行動中は基本的に体は温まり、発汗します。
頭も当然発汗していますのでかぶり続けると暑くなってきて蒸れてきます。
頭が熱くなると頭が回らなくなってくるので要注意。
定期的に帽子を取って頭の空気の入れ替えをしましょう。
やると頭の蒸れが減るので大事です。
視界が狭まる
ツバがあるタイプの帽子だと上側の視界が少し隠れてしまう傾向にあります。
特にツバが長いとより顕著に。
岩場を登る時にちょっと多めに首を曲げたり、頭上近くの枝が見えにくく、ぶつかる可能性が増えます。
そこまで気になることではないかもしれませんが、視界が狭まるのがあまり好きではない方は帽子が煩わしくなるかもしれません。
風で飛ばされる可能性がある
木々がなく、開けている場所では突風が吹くことも。
ツバがあるタイプの帽子は風で煽られやすく、飛ばされる可能性があります。
飛ばされていくお高い帽子をみるのはむなしい…。
帽子のサイズはピッタリのものか、飛ばされてもいいように紐付き帽子をしたほうがいいかもしれません。
帽子を使用しない時のパターン
上記では帽子のいいところ、わるいところを紹介しました。
基本的にはメリットのほうが大きいため、したほうがいいです。
ただ、状況によりしなくてもいいと考えています
・工程がほぼ木々の中で日影が多い
・雨天
・森林限界を超えず、気温が5℃~25℃ぐらいの時
要素としては日影であり、気温がちょうどよい時はそこまで必要ないと考えます。
気温については自分の体感です。
帽子をかぶると蒸れてくるのでしないほうが快適な時もあります。
登山帽子と普通の帽子の違い
帽子も登山用の帽子のありますが、普段かぶる帽子との違いは下記の3つになります。
速乾性が高い
登山用の帽子はポリエステルやナイロンなどの速乾性が高い素材を使っています。
綿素材だと速乾性が低く、頭が濡れっぱなしで不快になってくることも。
むれにくい
素材でポリエステルやナイロンを使用していると速乾性も高いですが、吸水性も高いです。
頭を汗を吸い取って、帽子自体も乾きが早い。
帽子内部の蒸れを普通の帽子と比べて軽減してくれます。
また、帽子によりメッシュを採用してより蒸れにくくしてくれるものもあります。
メッシュであれば、より帽子内部は快適です。
防水性がある帽子もある
登山帽子ではゴアテックスを採用している帽子もあり、突然の雨でも頭を濡らさずに済ませることも。
ただ、首は濡れてくるので雨が降ったら基本はレインウェアで。
おすすめの帽子
ここからは私が使用している帽子を紹介します。
アクシーズクイン ヤマキャスケット
薄手で通気性のいいキャスケット。
春~秋までの長い期間使用しています。
生地がブロック状になっており、より通気性が高くなって今までの帽子の中でも一番蒸れ感がありません。
やわらかく、かぶり心地も悪くありません。
キャスケットを登山でかぶっている人はあまり見かけないので他の人との差をつけるのもいいかも?
スマートウール メリノビーニー
冬山に使用している薄手のビーニー。
私は厳冬期アルプスや八ヶ岳は行かないので薄手のビーニーで十分です。
薄手なので頭が熱くなりにくく、メリノ素材なので臭いも気にならないのでお気に入り。
耳まで隠せるので耳が冷えて痛い問題もありません。
このビーニーとネックゲイターをすれば顔周りは問題なしです。
まとめ
日よけになる
眩しさの軽減
頭へのケガ防止
保温性が上がる
視界が狭まる
蒸れる
風で飛ばされる可能性がある
工程がほぼ木々の中で日影が多い
雨天
森林限界を超えない夏山以外
速乾性が高い
むれにくい
防水性がある帽子もある
基本的には帽子は登山では必要です。
とはいえいい帽子を見つけるのも難しい。
似合う似合わないもありますしね。
帽子は似合わないとかぶらなくなる可能性が高いので似合う帽子を探してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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