日本内で一番高い山は富士山と誰もが知っています。
では二番目に高い山はどこか?
それは南アルプスの山の1つ、北岳。
登山を趣味としている人ならほぼ知っているでしょう。
毎年この時期に自分の山の体力測定として登っています。
北岳の紅葉は黄色がメインの『黄葉』。
特に大樺沢からの北岳バットレスを眺めながらの黄葉、下に広がる黄葉を見るのが時期がいいと素晴らしいです。
黄葉は当たり年、外れ年もありますし、行く時期によっても変わるのでなかなかタイミングが難しいところではあります。
ルートは一般的なコースの広河原から山頂までのコースです。
山の情報
山の説明
南アルプスの盟主、北岳。
登山ルートは色々とありますが、よく使われるルートとしては広河原からのピストン、もしくは広河原~奈良田間の白根三山といったところでしょうか。
北岳(きただけ)は、山梨県南アルプス市にある標高3193 m[1]の山。赤石山脈(南アルプス)北部に位置し、富士山に次ぐ日本第2位の高峰である[1]。
Wikipedia
登った時期
登った時期は9月末。
黄葉を求めていきましたが、この年は暑さが長引いたせいか黄葉はまだ先でした。
もう1週間遅い10月の上旬が見ごろかもしれません。
この時の天候は曇りで山頂はガスの中。
日差しがないから涼しいと思いきや、なかなかの暑さでした。
とはいっても時期は秋になるので2500mあたりから風が吹くとなかなかの寒さを感じることも。
山頂付近は風が強いとかなりの寒さになります。
防寒着は忘れずに。
登山ルート
ルートは白根御池小屋を二俣方面に行き、八本歯のコル経由の周回コース。
少し遠回りになるので八本歯のコルのコースは比較的静かに歩けます。
本当だったら大樺沢コースを下から歩くと黄葉を楽しみながら歩けるんですが、コースの崩壊が大きいようで通行止めになっています。
ちなみに車は山梨県側の芦安に停めて一般車が通れない芦安~広河原間まではタクシー利用。
人気の山のため、早めに停めないと駐車場は遠くになってしまいます。
私がついたのは夜中の1時でしたが、タクシー乗り場のある駐車場に残り1台というところで停めることができました。
山行時間は日帰り休憩込みで7時間程度となりました。
山行記録
広河原~白根御池小屋
広河原にはインフォメーションセンターと広河原山荘があり、とてもよく整備されています。
トイレもきれいです。
朝のトイレはバス、タクシーが到着すると混み合うこと必至。
着いたら即トイレにいったほうがおすすめです。
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今回行ったときは黄葉はまだまだ進んでいませんでした。
そして山頂には雲が…。
なんとも怪しい天気。
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広河原をでてほどなくして橋を渡ると山へと入山します。
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分岐までは緩やかの登りが続いていきます。
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二俣の分岐地点。
最初の休憩ポイントにはちょうどいいかもしれません。
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左俣の大樺沢ルートを通行禁止となっているため、右俣の白根御池小屋ルート一択となります。
本当なら左俣をいったほうが沢を横切ったり、黄葉を楽しんだり、北岳眺めながら登れるので単調にならないので行きたいところですが、残念。
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いつか開通できるのでしょうか。
右俣の白根御池小屋ルートはずっと登りの単調な道。
途中開けているところもありますが、基本的には山の中なので面白味はあまりありません。
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急な登りや階段も多くあるのでなかなかしんどいです。
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休憩箇所は主に2か所でベンチがあるのでわかりやすいです。
タイミング的にもちょうどよく配分されています。
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晴れてはいますが、山頂に雲。
本当なら鳳凰三山が見えるはずなんですけどねぇ。
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白根御池小屋が近くなると急な登りは終わりちょっとしたアップダウンが続きます。
途中、ザレているところがあるのでちょっと注意です。
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白根御池小屋は森の中にある小屋で静かな雰囲気を楽しむにはちょうどいいです。
また、貴重な水が無料で手に入るのもありがたいです。
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水もキンキンに冷えて火照った体にはしみわたります。
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テント場も広く、平なところも多いため、張るにはよさそうです。
白根御池小屋~二俣~八本歯のコル
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雲行きは怪しいですが、先に進みます。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2865-1024x576.jpg)
白根御池小屋を二俣方面に向かうと大樺沢にでることができます。
草すべりからいったほうが最短ルートなのですが、面白みにかけるので私はこのルートを使用しています。
二俣まではちょっとアップダウンはありますが、距離は短いのでたいへんではありません。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2866-1024x576.jpg)
二俣にでたら八本歯のコルを目指して登っていきます。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2868-1024x576.jpg)
少し黄葉は進んでいますが、まだまだといったところ。
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黄葉が進めば、気分も盛り上がっておすすめできるルートです。
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標高をあげるとたまに青空がチラ見え。
本当ならバットレスが見えます。
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この標識が見えてから急な階段地獄が始まります。
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登りだと急なこともあり、ペースはなかなか上がりません。
このルートの核心部といっていいでしょう。
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途中で雲が抜けて山頂をとらえました!!
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階段を登りきると八本歯のコルへ到着。
開けているので小休止するにもちょうどいいです。
八本歯のコル~北岳
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八本歯のコルから先は稜線歩き。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2883-1024x576.jpg)
まだまだ標高をあげるのでなかなかしんどいです。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2885-1024x576.jpg)
吊り尾根の分岐まできたら山頂までは残り30分もかかりません。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2888-1024x576.jpg)
到着!!
しかし、山頂は雲の中。
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天候がよければ、甲斐駒、仙丈ケ岳、鳳凰三山、富士山、間ノ岳方面の稜線がきれいにみれるのですけどねぇ。
北岳~肩の小屋~白根御池小屋
山頂からは下山方向になるのでたいへんなところはあまりありません。
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基本的にくだりなので体力はあまり消耗しませんが、足場は悪いところはあるので慎重に。
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下り方向はまた雲の中に突入しそうです。
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どうにか青空も見えたので北岳に来ただけにはならずに済みました。
肩の小屋はお水は有料になります。
稜線の小屋なのでここは仕方がありません。
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本来なら下りながら甲斐駒を見ることができるのですが、残念っ。
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稜線上はさすがに紅葉が進んでいました。
ウラシマツツジが赤く紅葉しているのをみると山の秋を感じられます。
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森林限界以下になるとずっと下りで見どころは少なくなります。
この時は黄葉もいまいちなのでどんどん下ります。
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草すべりは足場がザレており、すべりやすいので注意が必要です。
白根御池小屋まで着いたら後は元のルートを下るので割愛します。
登山装備
簡単ですが、私が装備していった山装備を紹介します。
・曇り
・風は山頂付近は強い風
・2500m以下は暑く夏山、2500m以上は風が吹くと体が冷える寒さ
・メリノウールの半袖
・長袖シャツ
・ショートパンツ
・サポートタイツ
・メリノウールの靴下(中厚手)
・手袋
・トレランシューズ(ローカット)
・レインウェア
・化繊ウェア(薄手)
・トレッキングポール
・ザックカバー
・地図、コンパスセット
・ヘッドライト
・サングラス
・熊鈴
・ツェルト
・ファーストエイドキット(絆創膏、ガーゼ等)
・小物類(ライター、ティッシュ、細紐、カラビナ等)
・予備バッテリー
・予備食
・飲料水1.5ℓ
・行動食(ナッツやお菓子)
・食事類(パン)
まとめ
北岳の日帰りはバスとの時間勝負になるため、コースタイムをまけないとバスの最終便に間に合わない可能性があります。
日帰りをするのであれば、朝一番のバスに乗っていくことをおすすめします。
今回は曇りで眺望はいまいちでしたが、晴れていれば富士山、甲斐駒、仙丈ケ岳、鳳凰三山と名だたる山々が見れるのでオススメできる山です。
小屋も肩の小屋と北岳山荘があるので泊りでくるのもオススメできます。
何よりこの時期の黄葉は素晴らしいので見てほしいというのが率直な感想です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
![](https://hayabo.com/wp-content/uploads/2023/10/DSCN2891-1024x576.jpg)
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