梅雨だとなかなか登山に適した日が見つかりません。
土日休みだと特に行く日が限定されるので晴れの日を狙うのは難しいです。
そんな梅雨時期でもどうしても行きたくなるのが性。
雨を覚悟だけど、雨でも比較的簡単に行ける北八ヶ岳チョイス。
前回に引き続き、天狗岳も登ってきました。
山の情報
山の説明
八ヶ岳(やつがたけ、八ケ岳とも表記される)は、諏訪湖の東方にあって長野県から山梨県へと南北に連なる火山[1]。日本百名山の一つ。
「八ヶ岳」は特定の一峰を指して呼ぶ名前ではなく、山梨・長野両県に跨る山々の総称であるが、その範囲は「夏沢峠以南のいわゆる南八ヶ岳のみ」「南八ヶ岳及び北八ヶ岳の領域(蓼科山を除いた領域)」「蓼科山まで含んだ八ヶ岳連峰全体」など様々な定義がある。日本百名山でいう八ヶ岳は南八ヶ岳のみを指す[注釈 1]。
Wikipedia
登った時期
登ったのは6月下旬の梅雨。
雨覚悟にて登山していましたのでザックカバーや、レインウェアは最初から着用。
登山道、車道は問題なしです。
登山ルート
危険個所は天狗岳あたりですが、特に難しいところはありません。
私が行ったのが雨と条件が悪いので足元の滑りには要注意。
雲の中に入った状態なので見通しが少し悪かったです。
天狗岳~すり鉢池~黒百合ヒュッテ間は見通しが悪いと登山道を外れるかもしれないので注意してください。
また、天狗岳の周辺以外は登山道がほぼぬかるんでいるもしくは沢のように水が流れています。
靴の中に水や泥が侵入する可能性は高い。
山行時間は休憩を含めて6時間半程度となりました。
登山道のぬかるみや沢を慎重に進むため、ペースが上がりません。
山行記録
麦草峠駐車場~丸山~高見石小屋
今回は道中も雨でスクーターではしんどすぎるので車で麦草峠まで。
さすがに雨の日なのか5時頃についても車は自分を含めて5台程度。
いつもならもう空きが少なくなってもおかしくない時間帯ですが、余裕です。
車の中で1時間ほど仮眠をとった後にのんびりとスタート。
駐車場から麦草峠までは5分程度でつきます。
麦草峠についたら丸山、高見石小屋方面へ。
この時の天候は小雨。
前日も天気からいうと雨が降っていたので、登山道は水が流れて沢のよう。
元から水気が多い場所なのでわかってはいましたが、沢を遡っているような感じ。
丸山まではけっこう登らせてくれます。
レインウェアを着て登るのはいくら通気性がいいといってもさすがに暑くなります。
ついたはいいものの景色はなく雲の中。
登山道はほぼ水、もしくはぬかるみといっていいです。
水の中は靴の中に侵入しないように見極めればいいですが、ぬかるみはそうはいきません。
踏んだらぬちゃぬちゃと嫌な音はするし、滑るし、汚れるしでできることなら踏みたくはない。
そんなぬかるみや水の中を進むと高見石小屋につきます。
今回はあいにくの天気でしたが、天気がよければ小屋の上にある石から展望がききます。
また、小屋の揚げパンは美味ですよ。
小屋の雰囲気もいいのでのんびりと小屋泊もいつかしたいものです。
高見石小屋~中山~東天狗岳
暑くなり、山シャツを脱いで準備を整えて再スタート。
中山方面に向かいます。
標識はしっかりとあるので間違えることはないはず。
中山までは緩やかに登っていきます。
展望台もご覧のあり様。
わかってましたけどね!!
木道がある場所はぬかるみを回避しやすいのでありがたいです。
中山からほどなくして分岐がでてきます。
帰りはここからにゅう方面へ。
1ヵ月ぶりの中山峠。
ここから先は天狗岳らしく、岩場がごろごろでてくる登りになります。
同じ場所で撮った写真ですが、今回は本当に雲の中。
景色は右の写真で脳内保管。
天候が悪いのであまり人はいないと思いきや、けっこうな人数とすれ違います。
さすがは人気のお山、八ヶ岳というべきでしょうか。
自分のように雨の中登山する変人がいて私は安心しました。
雨は降ったりやんだりの中、東天狗岳に到着。
展望はどうしようもないので西天狗にいくのはやめました。
東天狗岳~黒百合ヒュッテ~ニュウ
後はニュウにいけば、区間制覇は達成です。
その前にいったことがないすり鉢池経由で黒百合ヒュッテへ向かいます。
こちら側のルートは急な下りは少ない分、登りが少しあります。
また、今回のように天候が悪い場合、見通しが悪いので道迷いにはちょっと注意したほうがいいかもしれません。
迷いはしませんでしたが、少し立ち止まる箇所はありました。
おそらく、天候がいい日は展望もきくので問題はなさそう。
景色はお察しください。
すり鉢池もありました。
とはいえ天候が悪く、ちょっと見えたぐらい。
本当ならバックに天狗岳がみえるそうですが・・・。
残念。
すり鉢池がみえたら黒百合ヒュッテまではそうかかりません。
ニュウ~白駒池~麦草峠駐車場
黒百合ヒュッテのテント場は先着順ではありますが、パレットがおいてあるのでテントを張るのに便利そうです。
平は保てるし、下からの湿気や水の影響を受けないので撤収時にもテントの濡れが少なくて楽そう。
ニュウを目指すため、とりあえず中山方面の分岐に戻ります。
ニュウ方面へ。
ニュウへの道はほぼ下りになります。
道中は水たまりやぬかるみは少ないのでにゅうまでの区間はスピードが上がります。
ニュウに到着ですが、天候は微妙・・・。
多くの人でにぎわっていたので休憩できそうになく、ささっと写真だけ撮ることに。
今回訪れたらニュウの看板が見当たりませんでした。
いったいどこにいったのやら・・・。
ニュウから白駒池への道は登山道が沢、ぬかるみが多い区間です。
体感で8割は沢かぬかるみという感じなので一歩間違うと足元が悲惨なことになります。
他の登山者も歩くので余計にひどいことになっています。
正直一番歩きたくない箇所です。
なるべく、石の上や木の上を歩いて回避。
『ニュー』に『にう』
色々な書き方や読み方がありますが何が正解なのか?
しばらく歩くと湿原がでてきます。
湿原に1匹でたたずむ鹿。
某アニメ映画に出てきそうな雰囲気。
湿原からほどなくして白駒池につきます。
ついでに池手前の沢でどろどろの登山靴もゆすぎます。
白駒池は登山客より観光客が多くおり、道もよく整備されています。
白駒荘はとてもきれいな山小屋。
池が見えるテラスもあるので時間があればゆっくりするのもあり。
アイスクリームという罠で本当、登山ペースが上がりません。
白駒池まで降りてようやく晴れてきました。
ここから麦草峠にいくのは途中に分岐があります。
標識もあるので間違うことはないはず。
奥庭は森の中の開けた一角。
最後のぬかるみ区間。
石を歩いてうまく回避します。
麦草ヒュッテまできたら駐車場まではもう少しです。
下山してからの晴れ。
もう少し早くに晴れてほしかった・・・。
登山装備
簡単ですが、私が装備していった山装備一覧を貼っておきます。
・曇り時々雨のち晴れ
・風は山頂付近でもなびく程度の弱い風
・気温は行動すると汗をかく
・メリノウールの半袖
・レインジャケット
・4/3丈パンツ
・レインパンツ
・メリノウールの靴下(中厚手)
・薄手グローブ
・ミッドカットシューズ
・化繊ベスト(中厚手)
・トレッキングポール
・地図、コンパスセット
・ヘッドライト
・ツェルト
・ファーストエイドキット(絆創膏、ガーゼ等)
・小物類(ライター、ティッシュ、細紐、カラビナ等)
・予備バッテリー
・予備食
・飲料水1.5ℓ(ペットボトル3本)
・行動食(ナッツやドライフルーツ)
・食事類(おにぎり、菓子パン)
天候は雨のため、ザックも最初からザックカバーを装着していました。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
たまには雨登山も悪くはありません。
こうでもしないと日帰り中心の私はレインウェアを使うことはまずありません。
レインウェアの性能を再確認するにはちょうどいい機会です。
登山道のぬかるみは勘弁ですが。
ついでにニュウ~天狗岳間を埋めることができ、残るは蓼科山~北横岳を歩けば八ヶ岳を北から南まで埋めることができます。
それはまたのお楽しみ取っていきます。
八ヶ岳開山祭は今年で70年だそうでその記念バッジ。
100年まで後30年。
100年の時の記念バッジをぜひ手に入れたい。
その時の自分は70手前のじいさん。
登ってられるか?
しかし登っていたい。
新たに100年記念バッジを手にするという目標ができたのでとりあえず70までは元気に登りたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメント