愛鷹山、位牌岳は静岡にある愛鷹山の山の1つ。
愛鷹山(愛鷹山塊)の山の1つに愛鷹山があるのでちょっとややこしいです。
富士山に近いため、富士山を眺めるにはとてもいい地域。
静岡県内の山なので遠くはないのですが、そこまで行く山ではありません。
理由としては地面の状況が粘土質でぬちゃぬちゃとしているため。
個人的にぬちゃぬちゃしているところを歩くのが好きではないため、なかなか足が伸びません。
今回は冬ということで地面が凍っているのではないかと考えました。
雪の富士山を近くでみたいと思っていたところなので久しぶりに登りに行きました。
山の情報
山の説明
愛鷹山、位牌岳は愛鷹山塊の山々で愛鷹山は南端のほうに、位牌岳は中央に位置します。
愛鷹山は一等三角点があるので三角点マニアの方が訪れるそうです。
愛鷹山(あしたかやま)は静岡県の東部にある山。富士山の南隣に位置する火山である。最高峰は標高1504.2mの越前岳。狭義には南方にある1,187.5mの愛鷹山峰を指す。愛鷹山塊や愛鷹連峰とも呼ばれることがある。日本二百名山の1つ。
Wikipedia
登った時期
登った時期は3月初旬。
愛鷹山周辺は雪はありませんでしたが、位牌岳周辺には多くはないですが雪がありました。
登山ルート
ルートは水神社の駐車場に車を停めて愛鷹山→位牌岳を行く周回ルート。
位牌岳から下山時にはつるべ落としの滝へのルートではなく、五輪の塔へ向かいながらの下山ルートがあるのでそちらを通りました。
位牌岳から五輪の塔へ向かうルートはピンクテープが多数ありますが、木々がうっそうとしており、倒木等もあるので通行する場合は注意してください。
山行時間は休憩時間を含めて時間程度となりました。
山行記録
水神社~愛鷹山登山口
スタート地点である水神社までの林道はゴルフ場がすぐそばにあるため、道路状況は悪ありません。
ただし、水神社の看板がでてきてから水神社までは道幅が狭くすれ違いは困難なところは注意。
駐車場は10台ほど停められる広さ。
メジャーな登山口ではないのでおそらく満車になることはなさそうです。
私が到着した6時半、下山してきた12時半でも駐車していた車は自分も含め3台のみ。
とりあえず、トイレに行きたかったので水神社のトイレをお借りしました。
駐車場すぐに参道があり、3分ほどいくと水神社につきます。
水神社は山奥にある神社とは思えないたたずまい。
雰囲気的にジブリっぽさを感じます。
トイレをお借りしたら駐車場に戻り、愛鷹山を目指して出発をします。
愛鷹山への登山口は駐車場すぐのゲートの先にあります。
登山口までの林道歩きは意外と距離があります。
林道はほぼ舗装されているので歩くには楽です。
林道歩きは楽でいいんですけど、飽きてきちゃうんですよねぇ・・・。
水神社から20分ほどいくと新たにゲートがでてきます。
愛鷹山登山口はゲートの先にあります。
ゲート横の林道を行くと位牌岳の別登山口の森林公園のほうに向かってしまうのでちょっと注意必要です。
ゲートをすぎても登山口まではまだまだ林道歩き。
2つ目のゲートから先は舗装は終わり。
とはいっても崩れているところはなく、安心して進むことはできます。
しばらく歩くとつるべ落としの滝から位牌岳へ向かう登山口に到着。
帰りはここへ下山してきます。
愛鷹山への登山口はまだ先に。
また、しばらくいくと梯子が見えてきます。
ここから一服峠に向かうことができるようですが、直登っぽいのでけっこう急そうです。
ちなみにここから水神社駐車場へショートカットできる道もあるようでした。
愛鷹山登山口に降りてきたならここを使ったほうが近道かもしれません。
一服峠へ向かう梯子からほどなくして愛鷹山の登山口につきます。
愛鷹山の登山口はいくつかあり、林道をもうちょっと歩いた先にも登山口があるようです。
私はいい加減林道歩きは飽きたので柳沢橋の登山口から愛鷹山を目指して登りました。
愛鷹山登山口~愛鷹山
ここから先はようやく登山道っぽくなってきます。
天気は上々。
冬とはいえ愛鷹山へ向かう登山道はまったく雪はありません。
代わりに霜柱が育っていました。
霜柱を踏むザクザク感はなかなか気持ちがいい。
沢の横を通りながら、杉林の中を進んでいきます。
杉花粉症なのでこの時期は憂鬱。
それでも登山はやりますけどね!!
分岐までくると素晴らしい景色が広がります。
南アルプスがずらりとお目見え。
ここまでしっかりと見えるとは思っていませんでした。
光岳~北岳までしっかりとみることができます。
正直この景色が見れたので満足ですが、山頂を目指さないとなので愛鷹山へ向かいます。
分岐では愛鷹山へはなだらかにみえますが、けっこうな急登。
距離は短いので10分ほどでつきます。
急な坂の上、足元もぬちゃぬちゃしていてけっこう滑ります。
ぬちゃぬちゃ感は気持ちが悪い・・・。
愛鷹山に到着。
富士山がどどーんと見えるかと思いましたが、山頂は雲で隠れて少し残念。
山頂は狭いですが、平らなので休憩はしやすいです。
もう一つの山頂看板。
後にこんな晴れていたのに天気が急変するとは思っていませんでした。
愛鷹山~馬場平~袴腰岳
愛鷹山は一等三角点があるのでせっかくなのでタッチ。
山頂から少し離れたところに神社があります。
ちゃんと鳥居まで。
小さいですが、ちゃんと社も。
無事に下山できるようにお参り。
袴腰岳は先ほどの分岐とは反対方向なので元来た道を戻ります。
戻ってきてまた南アルプスの景色を堪能。
名残惜しいですが先に進みます。
馬場平までも急+地面がぬちゃぬちゃしているところがあるので慎重に進みます。
場所によっては草の部分を進んでぬちゃぬちゃ部分をパス。
こういうところはぬちゃぬちゃして滑るので最悪です。
愛鷹山は粘土質なのでしょうがない部分はありますが・・・。
冬だから凍ってしまっているかと思ったのですが、だめですね。
馬場平周辺になると雪がちらほらと出始めてきます。
そしてなにやら曇ってきてしまいました。
馬場平はただ平らなだけといった感じ。
休憩にはいいかもしれません。
馬場平から少しずつ雪が増えてきました。
袴腰岳は平らな部分も少なく休憩にはあまり向かないかもしれません。
袴腰岳~一服峠~位牌岳
袴腰岳のすぐ近くの開けた場所からの位牌岳。
位牌岳は完全に雲の中っぽい・・・。
袴腰岳を過ぎたところで登山道は完全に雪になりました。
小さな山塊ですが、それでもこんなに条件が違うのは面白いです。
一服峠に到着。
一服峠の看板は鋸岳を表しているのでしょうか。
ギザギザ。
さらに進むと帰りの分岐に。
ここまでくれば山頂までは後20分ほどでつきます。
長泉町の最高地点。
なかなか立派。
今回の最終山頂の位牌岳に到着です。
位牌岳は木々に囲まれていて展望はなさそうな雰囲気。
とはいっても山頂は雲の中なのでわからないだけかも。
位牌岳~位牌岳登山口~水神社
位牌岳山頂の三角点には三角の御影石。
誰が置いたんだろ。
景色はなく、いつまでもいてもしょうがないので帰りの分岐に戻ります。
完全に天気は変わってしまいました。
雲の中で小雪が舞う。
分岐まで来たら今回は登山ルートにはのっていない五輪の塔経由で下山ができるようなのでそちらを通って下山しました。
池の平、位牌岳の看板がでたら、少し西方面のほうをみるとピンクテープがあります。
そちら側に進むと五輪の塔経由にて下山することが可能。
あまり人は通らないので踏み跡は少ないですが、ピンクテープはこれでもかというほど巻かれているのであせらずにピンクテープを探せば道迷いはなさそうです。
道はなかなかワイルドでアセビの木の中をけっこう通ります。
冬なので葉や草が少なめなのでピンクテープがまだ見つけやすいですが、春~秋にかけては草木がうっそうとしそうなので難易度上がりそうです。
なかなかワイルドな道をすぎて五輪の塔に到着。
五輪の塔自体はあまり見どころでもないかもしれません。
ここまでくれば後は地図にも載っている一般ルートに戻ります。
つるべ落としの滝は面倒になったのでパス。
神社方面へ。
千帳岩は沢の水も流れていないのでなにやら見ごたえは薄いです。
雪が溶ければ流れがでてくるのかな?
木製の階段とベンチがでてきたら最初に紹介した位牌岳の登山口はすぐそこ。
ここから先は林道を戻るだけなので割愛します。
登山装備
簡単ですが、私が装備していった山装備一覧を貼っておきます。
・晴れのち曇りたまに小雪舞う
・風はそよ風程度
・気温は冬の寒さ、ザラメ状の雪が残っていた
・冬用メリノウールの長袖
・冬用ソフトシェルジャケット
・冬用ロングパンツ
・冬用ウールタイツ
・メリノウールの靴下(厚手)
・フリースグローブ
・薄手のビーニー
・薄手のネックウォーマー
・トレッキングシューズ(ハイカット)
・レインウェア
・化繊ウェア(中厚手)
・チェーンスパイク
・冬用グローブ
・トレッキングポール(冬用に変更)
・地図、コンパスセット
・ヘッドライト
・サングラス
・ツェルト
・ファーストエイドキット(絆創膏、ガーゼ等)
・小物類(ライター、ティッシュ、細紐、カラビナ等)
・予備バッテリー
・登山用ザブトン
・予備食
・飲料水1.5ℓ(暖かい飲み物の水筒0.5ℓ+ペットボトル2本)
・行動食(ナッツやお菓子)
・食事類(おにぎり、菓子パン)
私の冬用ウェアの記事を貼っておきます。
ザックの中身についても。
まとめ
地面状況が好きではないため、なかなか足が運びません。
今回は冬ということで地面状況はそれでもいいほうなのかもしれません。
とはいってもそれでも雪が溶けてぬちゃぬちゃしていますが。
ただ、愛鷹山周辺の景色はとてもいい。
富士山もみえますし、南アルプスも見えます。
久しぶりにきて愛鷹山塊の良さを感じることができました。
ただし、また来るのは冬になりそうです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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