PR
スポンサーリンク
スポンサーリンク

登山でトレランシューズはありかなしか~南アルプスで歩いた感想~

スポンサーリンク

登山をしてると軽快に自分を追い抜いていくトレランをしている方々。

トレランシューズを履いて登山をしている方は十年ほど前と比べると多くなった気がします。

私も近所の低山で山トレーニングの時にトレランシューズを使用しています。

今回使っていたトレランシューズがソールがはがれたため、新調しました。

その時ふとアルプスでの使用感はどの程度かと思い、新しい靴を試したいのとどの程度自分ができるかの検証を兼ねて使用しました。

その結果ですが…。

登山を知っている人なら使用はありだと考えます。

しかし、思っているより速くは歩けないかもしれません。

今回はなぜトレランで登山、特にアルプス等の高所登山でも使用がありなのかを解説します。

登山を知っている人の基準

上記で登山を知っている人と書きましたが、私が考える登山を知っている人とは、

・登山を数十回は経験している人

・天候もある程度経験してる人(雨の日登山や強風などのシビアな環境の経験)

・岩場の通過をしたことがある人

・できれば、アルプスや八ヶ岳などの高所登山をしたことがある人

このように考えています。

さすがに登山を始めて間もない人にトレランシューズでアルプスなどの高所登山はおすすめできません。

ポテンシャルが高い人なら問題ないかもしれませんが。

ある程度登山をやっている方なら山の歩き方を知っているでしょうし、山での不測の事態を想定しての予測もできているはずです。

登山を知っている人に使用がありな理由

理由は単純で経験があるかどうかということにつきます。

登山を何年かやっていれば、雨の日や強風などの気象条件が悪い時に当たることがあるはず。

霧雨時の登山

岩場やザレ場、ガレ場などの路面の条件に合わせてある程度歩くことができるはずです。

ガレの縁を歩いたり

山の歩き方を知っているということは大事です。

山の歩き方をわからずにトレランシューズで登山をすると苦労する場面が多い可能性があります。

特に岩場は靴がやわらかいので苦労するかもしれません。

今回登った山と装備類

今回試しにいってきた山は南アルプスの北岳になります。

ウェア、ザックの中身は下記リンクと同じです。

唯一今回は靴がトレランシューズに変更されています。

トレランシューズはトポのMTNレーサー2

最新だとMTNレーサー3がありますが、お値段が高いので旧型で元値から半額近くだったこともあり、購入しました。

靴はかなりやわらかく、ランニングシューズ並。

いきなり本番の北岳だと怖いので山トレーニングで3回ほど履いています。

トレランシューズでアルプスを登ってよかったこと

下り、平坦な道はスムーズ

トレランシューズは名の通り『トレイルランニング』なので走るためのシューズです。

登山靴とは違い、靴自体柔らかく柔軟性にたけています。

そのため、登山靴では蹴って進むようなことはできませんが、トレランシューズはランニングシューズに近くので普段走るような体勢でいけるので足運びはスムーズです。

靴の形状もつま先が上がっていて走るのに長けた形状をしています。

アプローチシューズとトレランシューズの比較

下りでも靴の柔らかさが効いて登山靴よりも前のめり気味でも安定感があります。

下りでも比較的早いペースで降りることが可能です。

下りで足に負担がかかりにくい

トレランシューズの種類にもよりますが、長距離を走る用のトレランシューズは厚底でクッション性が高いものが多いです。

クッション性が高いおかげで下りの時に雑に降りても衝撃が緩和されます。

下り時にある足の疲れが今回は少なく効果は高いです。

私は下りは得意ではなく、ドスドスと下りてしまうことが多く足への疲労で苦労することもありますが、トレランシューズだと軽減ができそうです。

足の指が痛くならない

これは履いている靴の形状のおかげかもしれませんが足の指が痛くなりません。

topoのシューズは指先が広がっているタイプで履いても指に余裕があります。

特に私は小指の付け根の出っ張り部分が痛くなりやすく下りで痛い思いをしていました。

この靴では指に余裕があり、圧迫されていないため、痛くならずに快適に下ることができました。

トレランシューズでアルプスを登っていまいちだったこと

急な登りはたいへん

下りではクッション性がきいていいのですが、逆に急な登りだとクッションのせいか踏み込んで上がろうとするときに少し沈み込んでいるような感じ。

登山靴のように固いソールに慣れているせいか踏み込みに余計な力を使って登りではいつもより大変さを感じました。

急な階段が続くような場所ではなかなかのしんどさ。

自分の脚力のなさもあるかもしれませんが。

岩場の通過がたいへん

トレランシューズは基本的に柔らかい靴です。

登山靴は固く岩場の通貨の時につま先だけソールを乗せて登ることができますが、トレランシューズだとつま先のみでは靴が曲がってしまいます。

岩場の時には靴全体で登るか足に力をいれてつま先で登るかですが、どっちとも正直しんどいです。

今回は岩場が少ないところを選んでいたので大丈夫でしたが、岩場の多い箇所では脚力がある方でないとあまりおすすめはできません。

コースタイムはそんなに変わらない

今回、トレランシューズで登っている北岳は何回か登っているのですが、登山靴で行った時とトレランシューズでのコースタイムは若干トレランシューズが速いぐらい。

その時の体調や休憩時間、写真時間にもよりますが、期待していたほどコースタイムは伸びませんでした。

もう自分の脚力を上げるしかない

まとめ

トレランシューズでアルプスを登ってよかったこと

・下り、平坦な道はスムーズ

・下りは足に負担がかかりにくい

・足の指が痛くならない

トレランシューズでアルプスを登っていまいちだったこと

・急な登りはたいへん

・岩場の通過はたいへん

・コースタイムはそんなに変わらない

いかがでしたでしょうか。

トレランシューズは履いてみてとてもいいシューズですが、履いていく場面はえらんだほうがよさそうというのが感想です。

特に岩場の多いところでは良さが発揮はできそうにないです。

トレランシューズが輝く場所は岩場以外のところ。

トレランシューズで登山を考えている方の参考になれば幸いです。

トレランシューズだけではなくローカットシューズ全般に関する記事はこちら。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました